地球のへそ

エアーズロックリゾートの町からチャリンコでエアーズロックへ。
目標は目の前に確かに見えるのだが、行けども行けども近づいている気がしない。
砂漠の逃げ水のように、ゆらゆらと佇む蜃気楼のようだ。
僕の傍らを観光バスが走り去っていく。

しかし、そうして見たエアーズロックの幻影は、僕だけのモノだ。

もう8年も前のことになる。